激安菌糸ビンの製造工程をご紹介

原料の広葉樹オガコ

屋外に野積みですが・・・

ゴミや枯葉などが混入しているのはこのためですがやむを得ないです。


添加剤(栄養源)の代表格「ふすま」です。

「ふすま」とは小麦の糠(ぬか)です。

ふすま以外にも他の種類の添加剤を少し入れています。


オガコと添加剤を大型ミキサーに入れ攪拌し、培地を作ります。

この時に水分調整もします。


培地をボトルに充填します。

このとき詰めの固さが決まりますが、機械のセッティングがクワガタ向け専用ではないので、ややユル詰めです。

右が詰め機、詰めた後左側の機械で通気の確保と種菌がボトル下部まで落ち易くする目的で培地の中央部に穴を開けます。


培地を詰め込んだボトルにオートキャッパーでキャップをします。

古い設備ですが、最初に空ボトルだけセッティングしてやれば詰め込みからここまで全てオートメーションです。


殺菌用の釜に入れ殺菌処理します。

高圧高温で「これでもか!」というくら強力に殺菌します。

1回の殺菌で燃料の灯油を50リットルも使います。


種菌の接種室です。

雑菌が繁殖しにくい様に低温状態にしています。

殺菌を終えた培地ボトルは丸1日くらい常温で冷ましてから接種します。キノコの菌が廻った菌床を、殺菌した培地ボトルの上部に落とす作業です。

奥にあるのがこれまた自動の接種機です。


接種後、24℃前後の培養室に置き、2週間くらいで菌が廻り切ります。

当方の場合廻りきってから更に10日ほど十分に熟成させてからでないと出荷しません。

ここは少しこだわっています。


こちらはオマケ

お借りしているキノコ工場で栽培しているキノコです。